双子トレーナー、逃げ場なく食べ尽くす
ジムで体型を変えようとしたら、幼馴染みの双子トレーナーに全部ほぐされました——そういう話です。ぽっちゃりコンプレックスを持つヒロインが、タイプの違う二人に前後から詰められていく。片方はにこやかなまま強引で、もう片方はクールなのに嫉妬深い。どちらも初恋をずっと引きずっていて、再会した今、静かに本気を出してきます。
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」のあらすじ
体型にずっとコンプレックスを抱えてきた菜乃花は、一念発起してスポーツジムに入会します。担当トレーナーとして現れたのは、幼馴染みだった双子の兄弟——人懐っこくてニコニコの要と、クールで物静かな彰人。再会の喜びも束の間、二人のトレーニング指導は妙に距離が近く、触れる手が少しずつ際どい場所まで伸びてきて。「これって普通のトレーニングなの?」と戸惑う菜乃花をよそに、二人は菜乃花のことをずっと前から知っていて、ずっと前から好きで——……
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」の読みどころ
シチュエーション
フィットネスジムという「鍛えてもらう」関係性が、そのまま「ほぐされる・翻弄される」関係性に直結するのがうまいです。バランスボールやトレーニング器具が小道具として機能していて、体を動かすシーンに自然と絡んでくる。逃げ場がない密室感がジム設定と相性が良く、二人に挟まれる構図が繰り返し作られます。
心理描写
菜乃花は最初、自分への自信のなさから二人の好意を素直に受け取れません。「なんで私に?」という戸惑いが長めに続くぶん、心が解けていく瞬間の落差が大きい。要と彰人はそれぞれ異なるアプローチで迫りますが、どちらも根っこは幼い頃からの一途な執着で、それが後から判明するタイミングがじわじわ効いてきます。
絵柄・演出
作画担当・おやおや氏の線はやわらかく、ぽっちゃり体型の描写に特別な解像度があります。むっちりとした輪郭を丁寧に拾うコマ割りで、スポーツウェア越しの体の凹凸がエロい。表情の描き分けも細かく、要の「目が笑っていない笑顔」と彰人の「感情が漏れる瞬間」のギャップがちゃんと絵で伝わります。
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」のストーリー展開
- 序盤
- ジムに入会した菜乃花が担当トレーナーとして要と彰人に再会するところから始まります。幼馴染みとわかって和む間もなく、二人の距離の近さに戸惑いが生まれ、「これ普通のトレーニング?」という疑問が早々に芽生えます。
- 中盤
- トレーニングを重ねるうちに、二人の手が触れる場所が少しずつ変わっていきます。要はにこやかなまま強引で、彰人はクールなのに菜乃花への視線だけ熱い。菜乃花の戸惑いが快感に変わりはじめ、身体より先に心がほぐれてしまう場面が続きます。
- 終盤
- 二人がなぜ菜乃花にここまで執着するのか、その理由が明かされます。幼い頃の記憶が絡んでくることで、エロさより先に胸がぎゅっとなる瞬間があります。関係性の落としどころは、読んでから確かめてください。
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」が刺さるのはこんな人
- 双子・逆ハーレム設定が好きで、二人がかりで迫られる構図に弱い人
- ぽっちゃりヒロインの体型描写に解像度を求めていた人
- クールと天然S、タイプの違う二人の攻め方を同時に楽しみたい人
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」を読んだ感想
双子の幼馴染みトレーナーに挟まれる設定、と聞くと「王道逆ハーレムのやつか」と少し構えませんか。これ、構えたまま読み始めると中盤でその構えが崩れます。二人の「好き」が今回初めて芽生えたものじゃなくて、ずっと前から持ち続けていたものだと判明したとき——その重さがふっと乗ってくる瞬間があります。
作画のおやおや氏が描くぽっちゃり体型は、コンプレックス描写として機能しつつエロさに直結しています。スポーツブラとレギンスという薄い布一枚で覆われた体の輪郭が、コマごとに角度を変えながら丁寧に拾われていく。胸と腰の柔らかさを表現するタッチが繊細で、触れられる場面での「押された時の沈み方」まで伝わるような線の使い方です。乳首描写も雑に済ませておらず、じっくり焦らして迫る二人のペースに合わせて、解像度が段階的に上がっていきます。スポーツウェア越しの状態から始まって、布が邪魔になっていく流れが自然で、読んでいて体温が上がる。
菜乃花の感度変化は、最初の「これって普通のトレーニングなの?」という困惑から始まります。体型コンプレックスがあるぶん、自分に向けられた好意を素直に受け取れない。「なんで私に?」という疑問を抱えながら翻弄されるうちに、身体のほうが先に答えを出してしまう。そこからの落差が大きくて、崩れていく表情の描写がとにかく丁寧です。読んでいてちゃんと菜乃花と一緒に困っているし、一緒に解けていく。感情移入の道筋がきちんと作られています。
要と彰人のアプローチの違いも読み応えがあります。要はニコニコしながらじわじわ距離を詰めてくるタイプで、笑顔の奥に目が全然笑っていない瞬間がある。それが素の感情が漏れた証拠で、そこにぞくっとします。彰人はクールに淡々と進めるのに、菜乃花が他方に触れられると明らかに反応が変わる。嫉妬深いのを隠しきれていなくて、それを本人がわかっているのかいないのか——その読めなさがいい。二人の属性が対照的なぶん、どちらのシーンでも違う種類のドキドキが来ます。
70ページというボリュームで二人のキャラクターと関係性をちゃんと積み上げながら、エロ描写も密度を保っている。情報量が多いのに読みやすいのは、コマ割りの配分とテンポ感が安定しているからで、Ssouサークルの作り方の手堅さが出ています。逆ハーレム設定に慣れていても、二人の「初恋をずっと引きずっていた」という背景が乗ることで、ただの攻め二人がかりより少し重みが違います。その重みを込みで楽しめる人には、ちゃんと刺さる一冊です。
「ぽちゃトレ〜ジム通いを始めたら最上兄弟に食べ尽くされた件〜」のよくある質問
Q. 絵柄の系統を教えてください。劇画寄りですか、萌え系ですか?
萌え系に近い柔らかい絵柄です。線が繊細でアニメ塗りに近く、全体的に読みやすい印象。ただぽっちゃり体型の描写には力が入っていて、体の柔らかさや重さが伝わるような描き込みがあります。劇画感は少なく、明るくて見やすいタッチです。
Q. 二人の攻めは強引度・ハードさはどのくらいですか?
強引ではありますが、全体的にソフトSの範囲内です。痛みや恐怖より「逃げられない焦らし」に重点が置かれています。要はにこやかなまま強引、彰人はじわじわと確実に詰めてくるタイプ。嫌がるヒロインを力ずくで、という場面は少なく、戸惑いが快感に変わっていく流れが中心です。
Q. 70ページというボリュームは薄い印象がありますが、読み応えはありますか?
キャラクター背景の掘り下げとエロシーンを両立させているので、密度は高めです。70ページの中に幼少期の回想・再会・トレーニングを通じた関係進展・複数エロシーンが詰まっています。読み終えた後に情報不足と感じることは少ないですが、じっくり読むと30〜40分ほどで読み切れます。
TL同人文庫 編集部
TL同人レビュー班
月100作以上を読み込むTL同人専門チーム。実際に通読したうえで本音で評価しています。
3.9
- エロ
- 4.3
- ストーリー
- 3.8
- コスパ定価基準
- 3.6
- 読後感
- 3.9
エロの密度と体型描写の丁寧さは確かで、双子それぞれの攻め方の違いも楽しめます。定価880円に対してボリュームはやや物足りなさを感じるかもしれませんが、幼馴染み初恋という背景が乗ることで関係性に深みが出ています。逆ハーレム×ぽっちゃりヒロインの組み合わせに素直に乗れる人向けです。